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今、AETHOS 2の話をしよう 〜AETHOSからAETHOS 2へ〜

〝自由〟

 

ロードバイクって、自転車って本来、自由な乗り物なんだなと思い出させてくれる。

 

それが、AETHOS 2です。

 

前回、AETHOS→AETHOS 2へのアップデートポイントを簡単にご紹介させていただきました。

(→記事はコチラ “AETHOS 2” ~ライドクオリティの最高到達点~

 

SPECIALIZED販売店向けに行われた試乗会で、発売前に実際に乗車しましたが、

私の心はその前から決まっていました。

 

『AETHOS 2がもしリリースされたら、絶対に乗り替えよう!』

 

ロードバイクで走るという行為そのものを自由に楽しむ。

エアロ至上主義・レースで勝つためのバイクを開発してきたメーカーが自ら常識を覆してきたAETHOSというカテゴリー。

その続きがあるなら、新たな相棒として迎えて自分自身の五感で味わってみたい…!

 

実際に購入し、その欲求を満たすべく、1ヶ月乗り込んでみました。

短時間の試乗ではなく、購入・所有して長時間のライドを繰り返したからこその気づきを今回はお伝えしていきます。


①ライドポジション +15mmスタックの恩恵

フレームスタックが15mm高くなった事により、長距離を走るエンデュランスポジションにも対応可能に。

 

SPECIALIZEDが提供する、Retül Fit(リトゥールフィット)では最新のV8バージョンでエンデュランスレンジを選択できます。

その特徴として、手や腕・腰に負担の少ない高めのハンドルポジションがあります。

 

前モデルAETHOS(以下AETHOS 1と表記)はレーシングモデル〝TARMAC〟と同じジオメトリーを採用していました。

そのため、AETHOS 1でハンドルスタックを上げるにはフレームの限界値が存在し、制限がありました。

 

AETHOS 2では、より長い時間をサドルの上で過ごせるようその点が進化。

そこで、今回は試しに高めのハンドルスタックで乗ってみる事にしました。

…これが自分の走りにうまくハマりました!

スタッフだから速く走らなければ』とか『S-worksに乗ってるから頑張って踏まないと』と

文字通り〝カッコつけて〟乗っていたのが恥ずかしくなるくらい(笑)、ライド中とライド後の疲労感が軽減され快適に。

 

まさに〝自由〟に乗っていいんだというAETHOS 2からのメッセージを受けとったように思えます。

もちろん、これまでのパフォーマンス重視のポジションで乗りたい方にもコラムカットする事で対応可能ですが、

ご自身の求めるライドスタイルに応じて改めてAETHOS 2でフィッティングを受けていただくのがおすすめです。


②快適性に反比例しない〝ライドパフォーマンス〟

ロードバイクにおいて両立できなさそうな、〝速さ〟と〝快適性〟

 

上述した、頑張らなくても自由に乗ればいいという主張と矛盾するようなインプレッションになりますが、

AETHOS 2は快適、それでいて速くも走れてしまう〝深化〟をしています。

 

それに気づいたのは、スタッフとAETHOS 2でグループライドしたのがきっかけでした。

AETHOS 1に乗っていた際、十分過ぎるほど高いライドパフォーマンスに満足していましたが、グループライド時に

平坦でペダルを回し続けないとついていけないシチュエーションが数多くありました。

それが、見た目が大きく変化していないように見えるAETHOS 2では比較的楽に中〜高速域(時速28~38km)で順行できてしまうのです。

 

 

形状こそがフレーム性能を最も左右する

その開発命題のもと、カーボンレイアップをゼロから見直したというのがこの走りの深化を生み出しています。

ラウンド形状を大部分に採用、応力のかかるポイントの積層の見直しなどがその1例です。

それは、私だけでなく、他のスタッフも感じている点です。(→新型Aethos 2:軽さと快適性、”そして至高の反能性への進化”

 

〝フレームの性能が7割〟

店頭でロードバイクをご紹介する際に私がよく使用するフレーズですが、AETHOS 2はそれを裏付けてくれます。

AETHOS 1からAETHOS 2へ乗り替える価値は充分にあると言えます…!


③自由な冒険心を掻き立てる、〝時を超えるスタイル〟

ライドスタイルは時と共に変化していきます。

 

20代後半で未経験でこの業界に飛び込み、ロードバイクに乗っていた際は『速く移動できる』事が最大の関心でした。

メーカーのマーケティング手法として〝時速40kmで走行時、〇秒速くなる〟というフレーズを何度も目にしました。

実際、トップ選手が駆るバイクと同モデルを自ら手にし、そのスピードに感動したのも事実です。

 

しかし、新型がリリースされるとその数字も過去のものになります。

常に最新を追いかけて、速さを追い求めるのが自分の〝楽しさ〟ではなくなってきている事に気づき始めました。

↑S-works TARMAC SL7

 

30代に差し掛かり、立場が変わり趣味も多様化し、ロードバイクだけに注げる時間が少なくなってくると

〝速さ〟は楽しさの要素の一つではあるものの、最大の関心事ではなくなってきました。

 

ライドの時間を日常生活から放たれ、自然の中で非日常感を最大限味わいたい。近場でまだ見ぬ景色を見てみたい。

ライドの〝質〟にこだわるようになってきたように思います。

そこで出会ったのがAETHOS 1でした。

自分の中にあった〝ロードバイクはこうあるべき〟という常識を打ち破ってくれた1台です。

乗り味はもちろん、そのクラシックな佇まいは時を超えて愛せるロードバイクの新たなカテゴリーを打ち出してくれました。

 

そしてそのAETHOSらしさを受け継ぎ、革新的な進化を遂げた〝AETHOS 2〟

 

いつもの峠も走りが変われば見え方も変わってきます。

今の自分らしく走るもよし、以前のように速さを求めても応えてくれる。

ソロでもグループライドでも。

 

〝Break the Rules〟

 

 

この新たな相棒と、次の冒険へ出るのが楽しみです。

AETHOS 2は長く付き合える、最高の友となる事間違いなしです。


④おすすめ製品

近日中にAETHOS 2 セカンドグレードフレームがリリース予定です。カラーは2色展開。

AETHOS 2 FRAME SET ¥473,000(税込)

↑サテンネビュラメタリック/バーントゴールドメタリック

 

サテンシルバーダスト/グレイシャルメタリックブラードインパスト

 

電動コンポーネント専用フレームで、S-worksフレームと比較してもその重量差は130g(56サイズ比較)。

AETHOS 2へ比較的リーズナブルに乗り替えをご検討いただけます。

 

 

ROVAL ALPINIST COCKPIT Ⅱ ¥85,800(税込)

フル内装化したAETHOS 2のデザインを損なわず、前作と比べて快適性が飛躍的に向上した一体型ハンドル。

バートップは手が置きやすいよう表面積を増やしたエルゴノミック形状に。AETHOS 2の〝らしさ〟を引き出すアイテムです。

ハンドル幅・ステム長に制約があるため、事前のRetül Fitをおすすめします。


長文となりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

少しでもAETHOS 2が気になっている方の参考になれば幸いです。

 

 

次のライドはどこへ行こう…!


Meet the Writer この記事を書いたスタッフ!

中田 裕ショップマネージャー

お客様1人1人の“楽しい”に寄り添えるよう、安全で楽しめるスポーツバイクの魅力を発信していきます。 自転車は、まだまだニッチな趣味・ライフワークだと思います。多くの方にその魅力を知っていただき、間口を広げるお手伝いをさせていただきます。

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